GINkoubouKOJIMA’s diary

銀工房こじまの出来事

北の朱雀台湾へ 2/3 製作編

 デザインの製作用型紙を製作後、

それに添い、東京マイスター二代目小島信重により

適所の厚さの違う地金を用意し糸鋸で丁寧に切り出します。

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東京マイスター

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鳳凰パーツ

 

鳳凰は生き物なので、ピカピカよりも!と思い

金荒らしを施しました。

若干、膨らむところは打ち出し表現しました。
地金板も、肉付けを意識して、アールをつけているので
単なる銀の板の組み合わせではなく、より立体に見えるように手は抜いていません。
実際柔らかい造形に見えます。

組み立て前に、彩金師の狩野さんに〝金さし〟をご依頼。

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金さしで、施された柔らかな金彩。
鳳凰らしくなりましたね!

 

羽部分は、本体に、カシメ留めします。

こうして、鳳凰は完成です。

またクリア塗装で錆止めを行いました。

 

次に記念プレートです。

北区の花である桜をモチーフにした銀のプレートを用意

文字彫りは彫り師に依頼し手彫りを施します。

<お気づきと思いますが、職人仕事は基本分業されています。>

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さて、次は、桐箱です。

特注の桐箱を箱儀に依頼しました。
箱書きに関しましては、東十条で教室を行なっておられる

書家の日向先生にご依頼。

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立派な書体で書いていただきました。

いよいよ、完成です!!

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完成しましたものに、説明カードを製作し、同梱しました。

もちろん、翻訳が必要でした。
翻訳には、日台夜市委員会の李さんにご依頼し、ネイティヴな翻訳をお願いしました。

 

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